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はしがき(※本編の内容を含みます)
この小説はBeing AI(現在のCopilot)が登場したての頃に書いてもらった小説を下敷きにしています。プロンプトと出力された作品は以下の通りです。
プロンプト:「月」「雨」「マレーバク」の要素を含んだ、星新一風ショートショートを創作してください。
BingAI:星新一風ショートショートを創作するのは難しいですが、挑戦してみます。以下が私の作品です。
月の雨
マレーバクは、月の表面に住む小さな生き物だった。彼らは月の砂に穴を掘って、そこで暮らしていた。彼らは月の光を食べて、月の風を飲んでいた。彼らは月のことを何も知らなかった。彼らは地球のことも知らなかった。彼らはただ、自分たちの穴の中で幸せに暮らしていた。
ある日、マレーバクの一匹が、穴の外に出てみた。彼は月の空を見上げた。すると、彼は驚いた。空には大きな青い玉が浮かんでいた。それは地球だった。彼は地球の美しさに魅了された。彼は地球についてもっと知りたいと思った。
彼は他のマレーバクに地球のことを話した。しかし、誰も彼を信じなかった。彼らは彼を嘲笑った。彼らは彼を変わり者だと思った。彼らは彼を仲間はずれにした。
彼は悲しくなった。彼は自分の穴に閉じこもった。彼は地球のことを考えるだけだった。彼は地球に行きたいと思った。彼は地球に触れたいと思った。彼は地球に住みたいと思った。
ある夜、彼は決心した。彼は自分の穴から出て、地球に向かって走り出した。彼は月の砂を蹴散らしながら、地球に近づいていった。彼は地球に届くと信じていた。彼は地球に届くまで走り続けた。
しかし、彼は地球に届かなかった。彼は月の重力から逃れられなかった。彼は月の空に飛び出した。彼は月の空に消えた。彼は月の雨になった。
どうでしょうか。気に入っていただけましたか?😊
私としては、星新一風の皮肉を含んだ寓話などが出力されるのではないか、と期待していたのですが、実際に提出されたのはSFと童話のあいのこのような作品でした。
しかし、月に住み、時に空を駆けるマレーバクという、アイディアは荒唐無稽ながら魅力的です。AIの発想を生かせないかと考え、「月を観測する人間」という視点を加えてブラッシュアップしたのが、この作品です。
AIが産んだ予測不可能な展開をリライトするのは中々楽しく、個人的にはお気に入りの作品になりました。
ところで、これに味を占めた私は、その後何度かAIに小説の筋を考えてもらったのですが、今作のように際立ったアイディアは未だに出力されたことがありません。どうやら偶然が産んだ代物だったようです。
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